松本 亮平
RYOHEI MATSUMOTO
株式会社アートアベニュー 沖縄支店
LIS事業部
LIS事業部
建築会社に入社し、業務の傍ら宅建資格を取得。その後先輩が立ち上げた不動産会社に転職、賃貸売買の仲介や賃貸管理の営業に携わる。2019年オーナーズエージェント沖縄入社。プライベートでは2児の父。
未知の世界に飛び込み、新しい出会いを楽しむ
会社を選んだ理由を教えてください
知ったきっかけは、入居者対応コールセンターの求人を見たことです。当時の会社では、営業は私1人。クレームや修繕などの入居者対応はすべて自分で行っていました。現地へ行って確認しなければいけないことも多かったので、電話だけでどう対処しているのか興味が湧きましたね。話を聞くと、全国の物件でいろいろな事案に当たっていて、電話で状況を聞き出しわかりやすく説明できるノウハウがある。ここで対応ができるようになれば、今後賃貸の仕事を続ける上で役立つスキルになると思いました。また当時は子どもが小学校前で、行事などにも参加できる時間が欲しかった。日祝休みで急な呼び出しがないことにもメリットを感じ、この仕事にチャレンジしてみようと決意しました。
会社の印象
不動産にとどまらず、いろいろなことに挑戦している会社。例えば宮古島では地域活性化のために地域メディア、ホテル、飲食などの事業にも取り組んでいます。代表の藤澤をはじめ会社が「思い立ったらすぐにやる」を実践していると聞き、不動産事業だけでない面白さや可能性を感じました。
松本さんが携わる業務とは
大きく分けて3つの業務があります。1つめは「運転代行キャッチャー」の開発営業。「運転代行キャッチャー」は、運転代行をお願いしたい利用者が、スマホで近くにいる運転代行車の位置を見つけて連絡できるサービスです。宮古島に続いて沖縄本島でも2019年に始動し、私はサービスに加入してくれる運転代行業者の新規開拓とフォローを行っています。2つめは「沖縄県運転代行ビジネス協会」の事務局。運転代行業界の認知拡大やマナーの向上を目指して、当社と代行業者4社が発起人となって立ち上げた組織で、現在はコロナ禍での業界支援をメインに、行政や議会を訪問するなど陳情活動を行っています。そして3つ目は、入社動機でもあったコールセンターのオペレーション業務。修繕やクレームをはじめとした入居者様からの多様なお問い合わせに対応します。賃貸管理の経験があるので、管理会社様が入居者様にどう対応してほしいのかわかりますし、実際の物件を想像しながら細かく状況をヒアリングできるのは自分の強みです。
仕事について苦労した話
「運転代行キャッチャー」のご案内を始めた頃は、代行業者さんもネットでの集客に半信半疑。飲食店に名刺を置いてお客様に電話をかけてもらう、これまでの集客で間に合っていると言われることも多かったです。お話をきいてもらえるよう、営業している夜間に直接お会いして何度もサービスのご説明をしました。また、加入後もシステム操作がわからない…という代行業者さんによく対応しました。簡単に使えるように作ってはいるのですが、ご年配でスマホやLINEを使ったことがない方も多かったので、一からわかりやすく教えるのに、なかなか苦労しましたね。今はサービスの認知度も上がり、コロナ禍によって飲食店が閉まっていることから、個人集客の新しい方法として注目が集まっています。お問い合わせも増えてきており、加入店は40を超えました。
嬉しかったエピソード
一番印象に残っているのは「運転代行キャッチャー」のCMを作成できたこと。全く一からの経験でしたが、広告代理店と企画を詰め、実際にロケをして撮影し、それがTVで放映される……という一連の流れを、すべて体験することができました。CMが流れた後には結構反響があったので、良いものを作ることができてよかった…と実感が湧きましたね。
今後のビジョン
「運転代行キャッチャー」は、もともとは沖縄から全国へというビジョンでスタートしました。今はコロナ禍で厳しい状況ではありますが、運転代行は飲食だけでなく病院や観光などでもニーズが多いビジネスですし、車社会の地方には欠かせないもの。全国でCMが流れるよう頑張っていきたいです。また「沖縄県運転代行ビジネス協会」も、支援を続けながら新しい取り組みを行いたいですね。マナー講習などサービス品質を向上できる活動を企画し、軌道に乗せていきたいと思います。
” 楽しくなければ仕事じゃない ” について
もともと新しいことや知らないことを知るのが好きで、一から何かを形にすることを面白いと思うタイプ。「運転代行キャッチャー」も「沖縄県運転代行ビジネス協会」も、それまで自分に関係なかったものを最初から立ち上げ、運転代行会社さん、市長など行政・議会の方々、取材クルーなど、今まで接することがなかった方にお話を聞けるのがとても楽しいですし、そこからさらにいろんな方たちと出会える可能性が広がっていきます。これからも、“見たことがないもの”を見てみたいです。